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天然繊維による摩耗
針表面の摩耗


研磨性の粒子を含有する糸を使用すると、針の表面に削られたような摩耗が生じます。
フック・ラッチの摩耗





ラッチスプーン部などに研磨性の粒子が付着・蓄積し、ラッチが閉じる際、接触する双方に摩耗が生じます。
ラッチ胴部・ラッチスロットの摩耗




ラッチ胴部に研磨性の粒子が付着し、ラッチスロット内にも侵入する事から、、ラッチの開閉運動によってラッチ胴部及びラッチスロット内部に摩耗が生じます。
ラッチ穴・リベットの摩耗





ラッチスロット内に研磨性の粒子が侵入することにより、ラッチ回転軸付近に摩耗が生じます。
ラッチ背部・ラッチシートの摩耗





ラッチシート部に研磨性の粒子が付着・蓄積し、ラッチが開く際、接触する双方に摩耗が生じます。
天然繊維が含有する研磨性の粒子
オープンエンド糸などの天然繊維には、研磨性の粒子が付着している傾向が見られ、このような糸を使用すると、針の各部に摩耗が生じます。



分析結果より、Fig.18,19の糸に付着している物質は、SiO2(シリカ)と考えられます。
このように、天然繊維に付着している物質を分析すると、収穫時(綿花)から混入していると考えられる、高い摩耗性を有する不純物である場合が多く見られます。
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